【徹底比較】DANG SHADES × TALEX × SHIMANO VALBALOS タイプD|偏光サングラス3本を”レンズ以外”で本音レビュー

Fishing

こんにちは。ゆじろです。

以前このブログで「予算1万円以下の釣り用偏光サングラス」を紹介した。
その内、ダンシェーディーズ(DANG SHADES FENTON)について、手持ちのタレックス(TALEX OZNIS FLAT11)、シマノ(VALBALOS TYPE-D)と並べて、3本を比較してみた。

上からSHIMANO(VALBALOS TYPE-D)、TALEX(FLAT11)、DANG SHADES(FENTON)

なぜ”レンズ以外”で比較するのか

先に断っておくと、この3本はレンズカラーがそれぞれ違う(ダンシェーディーズ=[Black Smoke]、タレックス=[Brawn]、シマノ=[Gray])。

偏光サングラスの見え方はレンズのカラーに大きく左右されるが、カラーは「どんな水面・どんな天気・どんな目的で使うか」で正解が変わる、いわば好みと用途の世界である。
同じカラーで揃っていない以上、色味だけを比べても「良し悪し」の判断はつかない。

そこでこの記事では、カラーの好みはいったん切り分け、“モノとしての完成度”=かけ心地・フレーム・作り・使い勝手を軸に評価する。
レンズの明るさ(可視光線透過率)や偏光度といった数値で比べられる部分は、後半のスペック表でまとめて触れる。

比較する3本のプロフィール

① ダンシェーディーズ(DANG SHADES)FENTON

もともとはスノーボードやスケートなどのアクション系で人気のブランドで、カジュアルに使えて価格も手ごろなのが魅力だ。
こちらのモデルは「FENTON」。
フレームはマットな質感のブラック(Black Soft)、レンズはBlack Smokeという組み合わせ。
フレームはTR90という弾力性と軽さが特徴の素材を使っており、細くて重量も約16gと軽い
掛けた際に、程よくフレームがしなるため、耳の後ろに圧迫感が少ない。
形状はクセの少ないラウンド型で、テンプルには控えめに「DANG」ロゴが入る。

釣り用サングラスにありがちな”いかにも”なスポーツ顔ではなく、そのまま街でかけても浮かないデザインなのがひと目でわかる。

② タレックス(TALEX)OZNIS FLAT11

日本の偏光レンズ専業メーカーで、「見え方に一切妥協したくない人」から絶大な支持を集めるブランドである。
レンズの完成度で選ばれることが多い1本だ。
フレームはクリアブラウン系、テンプルは細身で軽量、ノーズパッドは左右独立の調整式
こちらも19gと軽い。
テンプル内側には「MADE IN JAPAN / FLAT 11」の刻印が入る。
上から見るとダンシェーディーズより明らかに反りが深く、顔の形に沿って回り込むオーバル形状だ。
価格は3本で最も高い2万円後半だが、購入から1年間のレンズ保証が付くのも専業メーカーならでは。

③ シマノ VALBALOS(バルバロス)タイプD

釣り具メーカーであるシマノが手がける、まさに釣りのための1本。
フィールドでの実用性を突き詰めた設計が特長である。
3本のなかで最も大ぶりで、ティアドロップ寄りの大きなレンズが目や頬までしっかり覆う。
フレームはマットブラック、テンプルには「SHIMANO」ロゴ。
しっかりとしたフレームでホールド感は高い印象。
ノーズは一体成型で、いかにも”釣りのための道具”という顔つきだ。

比較① かけ心地・フィット感

釣りで重要度が高いのがここだ。
朝から夕まずめまで一日中かけっぱなし、しかもキャストや移動で常に動くので、「軽さ」と「ズレにくさ」はとても重要である。

実際にかけ比べてみると、ダンシェーディーズ(FENTON)は軽くて締め付けが少なく、長時間掛けていても耳の後ろが痛くなりにくい。
一方で、ノースパッドが一体成型されている分、夏場汗をかいたり勢いよく顔を振るとズレてしまう。

タレックス(OZNIS FLAT11)もダンシェーディーズ同様に締め付けが少なく、ストレスが少ない。
ノースパッドは左右独立で角度調整が可能なため、フィット感は非常に高く、ズレにくい。

シマノ(VALBALOS)はノースパッド一体型ではあるが、フレームがしっかりとしているためホールド感が強くズレにくい。その反面、長時間掛けていると耳の後ろが痛くなりやすい。

個人的には、かけ心地の順では
タレックス(OZNIS FLAT11)>ダンシェーディーズ(FENTON)>シマノ(VALBALOS)
だった。

比較② フレーム・作り

写真のとおり、3本は形状の方向性からして違う。
ダンシェーディーズはフラット気味のラウンドで街寄り、タレックスは細身+深い反りで上品なスポーツ、シマノは大ぶりで包み込むガチ仕様、という並びだ。

ダンシェーディーズ、タレックスはともに細身、シマノは太めの樹脂フレーム。テンプルも同様の傾向。顔へのフィット調整という点では、タレックスは左右独立型のノーズパッドがある分、他2本より合わせやすさで有利である。

質感は三者三様で、タレックスの「MADE IN JAPAN」刻印に代表される作り込み、シマノの道具的な堅牢感、ダンシェーディーズの気取らない仕上げ、とキャラクターがはっきり分かれる。

比較③ 光漏れ・視界のカバー範囲

偏光サングラスは、正面だけでなく「横や上から入ってくる光」をどれだけ抑えられるかで快適さが変わる。ここは形状の差がそのまま出る部分だ。

フラット気味のダンシェーディーズは横がやや開き気味、反りの深いタレックス、大ぶりで覆うシマノの順に、カバー範囲が広い印象。釣りのように長時間強い光を浴びる場面では、この差が地味に効いてくる。

カバー範囲だけで言えば、目まわりをしっかり包むシマノが頭ひとつ抜けている。

スペック一覧表

項目ダンシェイディーズFENTONタレックスOZNIS FLAT11シマノVALBAROS タイプD
価格(税込)5,500円28,600円15,840円(オープン価格)
モデル/品番FENTONOZNIS FLAT11VALBAROS タイプD UJ-101T ZD
可視光線透過率15%30%23%
偏光度記載なし99%99%
フレーム素材TR90ナイロンプラスチック
レンズ素材ポリカーボネートPPL75CR-39
重量約16g約19g
UVカット率99.9%99.9%99%以上

シーン別・こんな人におすすめ

ダンシェーディーズ FENTON が向く人

釣りにも普段使いにも兼用したい人、コスパ重視の人。ラウンド型でクセがないので、1本目や「気軽に使える1本」として最適。

タレックス OZNIS FLAT11 が向く人

レンズの見え方に妥協したくない人、フィットを細かく詰めたい人。調整式ノーズでズレにくく、かけ心地も一番。「見え方こそ最優先」ならこれ。

シマノ VALBAROS タイプDが向く人

とにかくガチで釣りに使う人、大きなレンズで光をしっかり遮り、フィールドでの機能性・ホールド感を最優先したい人。

まとめ

3本を”色以外”で比べてみると、普段使いも兼ねられるダンシェーディーズ、かけ心地と作りのタレックス、実釣性能のシマノ、と役割がきれいに分かれた。
かけ心地やホールド感、作り込みでは、やはり価格の高いタレックスやシマノに分があるように感じる。

しかし今回いちばんの発見は、¥5,500のお手頃な価格であるダンシェーディーズ(FENTON)が、釣り用としても十分に使えるということである。
何より約16gの軽さで長時間かけても疲れにくく、TR90フレームのしなりで圧迫感も少ない。
汗をかくと多少ズレやすい弱点はあるものの、価格差を考えれば許容範囲と言える。
「まず1本、コスパよく釣り用の偏光を試したい」という人には、FENTONは自信を持っておすすめできる。

もちろん、見え方やフィットをとことん突き詰めたいならタレックス、大場所でガッチリ光を遮りたいならシマノ、と上位機の良さもはっきりある。
とはいえ「どれが正解」ではなく、自分の釣り・予算・かけ心地の好みで選ぶのが一番というのが、3本を使い比べて出た結論である。