こんにちは、ゆじろです。
今日は過去問第30回を解いてみました。
結果は74点と、合格ライン(70点)ギリギリの滑り込みでした。
他の過去問の中では低めのスコアだったので、気を引き締め直して苦戦した第一問「新株発行」に関する仕訳を中心に復習していきます。

新株発行:払込から登記までの流れ
今回苦戦したのは、新株発行に関する仕訳です。
【問題】
1株あたりの払込金額3,600円で新株2,000株発行することとし、払込期日までに全額が取り扱い銀行に払い込まれた。
「出典:一般財団法人 建設業振興基金 第30回 建設業経理士2級 試験問題より引用」
一見すると「当座預金」や「資本金」を使いたくなりますが、実はこの仕訳には「まだ登記前である」という重要なポイントが隠されています。
なぜ「別段預金」と「新株式申込証拠金」なのか?

キーワードは「一時的な管理」です。
借方:なぜ「別段預金」なのか?
銀行に払い込まれたとはいえ、新株発行という特定の目的のための資金です。
会社が自由に使えるお金(当座預金)とは区別して、一時的に「別段」で管理されるため、別段預金(資産)を使います。
ワンポイント
新株発行~資本金へ振替は以下のような流れをイメージします。
①A社が銀行に払い込む(銀行の別段預金として一時的に管理)
②その際、「仮」の純資産の状態(=新株式申込証拠金)になる(貸方)
③登記を行う
④新株式申込証拠金が資本金に振り替わる(純資産内で)
貸方:なぜ「新株式申込証拠金」なのか?
まだ登記が済んでいないため、正式な「資本金」にはなっていません。
いわば「株主になる予定の人たちから預かっている証拠金」という状態です。
そのため、一時的な純資産として新株式申込証拠金(純資産)で処理します。
ステップで覚える「新株発行」の仕訳
仕訳を時系列で整理すると、より理解が深まります。
① 銀行に払い込まれた時(本問の正解)
(借)別段預金 7,200,000 /(貸)新株式申込証拠金 7,200,000
② その後、登記が完了した時(振替)
(借)新株式申込証拠金 7,200,000 /(貸)資本金 7,200,000
※ここで「別段預金」から「当座預金」へ振り替える仕訳がセットで出ることもあります。
まとめ
別段預金」と「新株式申込証拠金」はセットで現れる一時的な科目だと覚えておくとよいですね。
登記という「正式な手続き」が終わるまでは、預金も純資産も「仮の状態」にしておく、というルールさえ押さえておけば、もう迷うことはありません。
今日はここまで。


