【建設業経理士2級】第2問「固定資産の売却損益」を攻略!時系列で迷わない計算術

Focus

こんにちは、ゆじろです。
今回は、建設業経理士2級の第2問で出題率が高い「減価償却(固定資産の売却損益)」について解説します。
「何年使って、今いくらの価値があるのか」がこんがらがりやすいこの問題。
時系列のグラフを使って視覚化すれば、パズルを解くようにスムーズに解答できますよ。
得点源にしていきましょう!

過去の出題事例

材料の評価損や減耗に関する問題は、過去11回中3回(第27・31・32回)出題されています。
今回は第32回の問題を例に使って解説していきます。

(使用した過去問はこちら)

基本の解き方

この問題のコツは、「取得した時」から「売った時」まで、価値がどう減っていったかを図に書くことです。
計算のポイントは以下の2点です。
・1年あたりの減価償却費を出す
・売却日までに「何年分」償却したかをカウントする

実戦解説(第34回)

(問題文)
工事用機械(取得価額¥12,500,000、残存価額ゼロ、耐用年数8年)を 20╳1 年期首に取得し定額法で償却してきた が、20╳5 年期末において¥5,000,000 で売却した。
このときの固定資産売却損益は¥ 〇〇〇である。
「出典:一般財団法人 建設業振興基金 第34回 建設業経理士2級 試験問題より引用」

(問題の概要)
・取得価額:12,500,000円
・残存価額:0円
・耐用年数:8年
・売却価格:5,000,000円

ステップ① 1年あたりの減価償却費を求める

減価償却費は、
(取得価額‐残存価額)÷耐用年数 ですので、
(12,500,000‐0)÷8年=1,562,500円

ステップ② 売却時の「帳簿価額」を求める

ここが一番のポイントです。
20╳5 年期末に売却したとあることから、合計5年間使用していることが分かります。
毎年減価償却費1,562,500円が5年間引かれ続けていくので、
売却時の帳簿価額は12,500,000円ー(1,562,500円×5年)=4,687,500 円となります。

ステップ③ 売却損益を判定する。

最後に、「今の価値(帳簿価額)」と「売れた値段(売却価格)」を比べて、固定資産売却損益を判定します。
売却価格が5,000,000円とありますので、残存価額4,687,500円より高く売れており、売却益となります。
5,000,000円ー4,687,500=312,500円(売却益)

まとめ

売却損益の計算で迷わないためのポイントは1つ!

「売却する時点での、本当の価値(帳簿価額)をまず出すこと」

これさえできれば、あとは売却価格との引き算だけです。
特に「○年○ヶ月」のように月割り計算が必要なパターンもあるので、期間のカウントは慎重に行いましょう。

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