こんにちは。ゆじろです。
6月中旬、約1年振りに南伊豆へ磯釣りに出かけてきた。
ここ3~4年は、近場のボート釣りや船釣りにハマってしまい、めっきりと磯釣り釣行が減ってしまった。
そんなある日のこと、ふとスーパーの鮮魚コーナーを覗くと、今が旬のイサキが美味しそうに並んでいた。
旬のイサキは真子や白子を持っていて、味も美味である。
久々に新鮮なイサキを食べたいとの欲求から「これはもう行くしかない」と渡船屋とエサ屋に予約の電話を入れ、午後8時に自宅を出発した。
石廊崎・トビ根に渡礁
夜中の12時半に船が停泊する港の到着。約4時間半の運転である。
南伊豆への釣行は、アクセス含め「それなりの覚悟」が必要である。
朝4時半出船なので、暫し仮眠を取る。
しかし、毎回そうなのだが釣り前日は眠れない、というより寝付けない。
だいたいウトウトして気付くとタイマーが鳴っている。
当日は平日ということもあり、釣り客は8名ほどと少なかった。
着替えを済ませ、荷物を船に載せて出船である。

港を出て石廊崎灯台を周り、まず2名客を大根小根という瀬に降ろす。
大根小根と言えば、石廊崎地区では沖に面しており一級磯である。羨ましい。

その後、船がやや岸寄りに進み、船頭から「次行きましょう」と声が掛かる。
荷物を船首に移動させ、船を磯に押し付けたのを確認し渡礁した。
しかし、ここでトラブルが発生。
久々の磯ということもあってか、渡礁の際にバランスを崩し、右手を着いた際に指先をカット。
血がボトボトと流れる。
偶然にも普段持ち込まないバンドエイドがバッグに入っており、何とか止血できた。
バンドエイドなどの応急処置セット常備しておく大切さを改めて認識した。

降りた磯は「トビ根」という磯で渡礁は初めてだった。
磯自体は比較的大きかったが、釣り座やポイントが分からない。
まずは高い場所に登り周囲を見回すことからスタートした。
当日のコンディション:うねりに翻弄された一日
当日の天気は曇り。
気温こそそこまで高くはなかったが、梅雨時特有の湿気でとにかく蒸し蒸しとして、じっとしているだけでも汗が吹き出てくる。
磯を見回した結果、本来であれば東〜南側を向いた沖向きが雰囲気も良く釣り座を構えたかった。
沖には本流筋が見えており、「流す釣り」が出来そうである。
しかし、うねりによる波が沖側全体に被っており、とても行ける状況ではなかった。
結果、終日「船着き」での釣りを余儀なくされた。
その日のコンディションに合わせて安全に釣りすることが第一である。

釣果報告:船着きでもまずまずの結果に
釣り座は船着き付近に構え、5時過ぎに釣り開始。
まずは磯の様子を探りながら、タナや流れの向きを確認していく。
手前にはハエ根が張り出している。
さらには左前方からは大きなサラシが払い出しており、道糸の丁寧な管理が必須であった。
開始から1時間ほど経過、マキエが効いてきたのか、カラフルなエサ取りが手前に見え始めた。
例年5月から6月の南伊豆では、場所によっては小鯖が大量に湧くことがあり、心配していたが小鯖は見えず一安心。
手前にマキエを入れ、少しずつ投入点をズラシて様子を見ているとパラパラパラと道糸がスプールから勢いよく出ていく。
合わせると頭を振るような引き味。上がってきたのは30㎝弱の良型イサキ。
「幸先良し」と少しテンションが上がる。

その後も同じようなペースでイサキが釣れ続いた。
25〜30cmのサイズが揃っており、コンディションも良い。
スーパーで見たイサキを思い出しながら、嬉しくなる。
その後、イサキのアタリが遠のくと、今度はメジナが釣れ始める。

しばらくアタリがなくなり、11時過ぎのことだった。
突如、ウキが勢い良く海中に入り込む。これまでの引きとは各段に異なるパワー。
レバーブレーキを握り込むが、ドラグがジリジリと滑る。
何とか手前に寄せてくるも、一気に手前のハエ根に突っ込んでいく。
ハエ根に張り付かれると上げられないと思い、ゴリ巻きで一気に勝負に出る。
穂先からは、ギリギリとハリスが瀬に擦れる感覚が伝わってくる。
「もう少し」と思った次の瞬間、穂先が跳ね返された、ラインブレイクである。
ウキが海面付近に見えており、あと少しだっただけに悔やまれる。正体が何だったのだろうか。。。
その後、13時半納竿までの間に、メジナも釣れ、最終的な釣果は以下の通りとなった。
イサキ:10匹(25〜30cm)
メジナ:4匹(25・28・33・37cm)
本命の沖向きに入れなかったことを考えれば、まずまずの結果であった。
今回使ったタックル
今回の釣行で使用したタックル
- 竿:【シマノ・14極翔1.2号500】
- リール:【シマノ・13ハイパーフォース2500XG】
- 道糸:【東レ・銀鱗スーパーストロング・オー1.5号】
- ウキ:【釣研・ジャイロLC0~G4、他】
- ハリス:【東レ・スーパーLハード1.5、1.7号】
- 針:【オーナーばり・遠投ハヤテ、速攻グレX 5、6号】
- エサ:オキアミ(生)3㎏×2枚、配合エサマルキュー・グレパワーV9×2袋
道糸の【東レ・銀鱗スーパーストロング・オー1.5号】は、視認性が良く、糸グセも付きにくく扱いやすい。
ハリスは、比較的安価でありながら、強度もあってバランスの取れたスーパーLハードが使いやすい。
針は、同じ号数でも軽いものと重いものの二種類。沈下速度の調整で使い分けしている。
配合エサは、マルキューのグレパワーV9。まとまりもよく、遠投も効くし、使いやすい。
帰宅後の悲劇:干物作りの失敗
14時に納竿し、港に戻ったのは14時半。そこから苦痛の運転である。平日とは言え市街地は夕方にかけては渋滞が必須。
19時過ぎに帰宅後、疲れきった身体にさらに鞭を打ち、無心に魚を捌き始めた。
せっかくの新鮮なイサキである。鮮度第一だ。


刺身で食べた残りは、干物で味わおうと、開いて塩水に漬け、翌日の午前中からベランダに吊るした。
一昼夜と干し続け、「いい感じに仕上がっているのでは」と期待しながら朝取り込む。
さらに乾燥させようと冷蔵庫に収め、その日は仕事へ出かけた。
夜、帰宅してドアを開けた瞬間——部屋中に生ごみのような臭いが充満していた。
原因はすぐにわかった。冷蔵庫に入れていたイサキである。
梅雨時期の曇天で、湿度が高い中での外干し。
さらに十分に乾燥しきらないまま重ねて冷蔵庫に入れてしまったことで、傷みが一気に進んでしまったようだ。
悔しくて悔しくて仕方がなかったが、全て廃棄するほかなかった。
「旬のイサキを食べたい」という衝動から始まった今回の釣行。
肝心のイサキがこういう結末を迎えるとは思わなかった。
干物作りを甘く見ていたと反省している。
悔しさのあまり、「梅雨でも干物を作る方法」を調べていたところ、ピチットシートというものを見つけた。
食材を包むだけで浸透圧の力で余分な水分を吸い取ってくれるシートで、冷蔵庫の中に入れておくだけで干物が作れるらしい。
ベランダに干す必要がなく、天気や季節を選ばないのが最大のメリットだ。
今回の失敗をまさに解決できる商品だと思い、さっそく購入した。
次回の釣行でさっそく試す予定だ。
まとめ
今回の釣行を振り返ると、良かった点と反省点が半々といった一日だった。
- 約1年振りの南伊豆磯釣り。久々の磯でバランスを崩し、渡礁早々に指をカットするトラブルがあった
- 本命ポイントに入れなかったが、イサキ10匹・メジナ4匹(最大37cm)と、まずまずの釣果だった
- 帰宅後に挑んだ干物作りは、梅雨の湿気に完敗。悔しい結末となった
釣果という意味では満足できた一方、久々の磯での動作の雑さや、干物作りの段取りの甘さなど、反省点も多い釣行となった。とはいえ、やはり磯釣りの雰囲気は格別。
ボート釣りや船釣りとはまた違う。外洋に面した磯の上での開放感は、他の釣りでは味わえない。
近日中に再チャレンジしたい。


